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7月のスケジュール

フランスのゲーム会社ユービーアイ(UBI)ソフトが11月に発売予定のアクションアドベンチャー『アサシン クリード シャドウズ』がもっかSNS等で炎上中です。国会議員が文科省に質問をした、オンライン署名サイトに数万人が賛同した……というニュースは、「どの党に属してる議員が取り上げたのか」や「ワンクリック=1人にカウントする数字にどれほど重みがあるのか」を加味すれば、考慮に値するかどうかは賛否が分かれそうです。ともあれ、UBIが公式に「日本の皆さまにご懸念を生じさせたこと」につきお詫びを表明しているのは事実です。少なくとも、放置していい状況は過ぎ去ったということでしょう。炎上の焦点となっているのは、プレイアブルな主人公が2人いるうち、1人を織田信長に仕えた黒人の弥助にしたことです。UBIはシリーズ初の試みとして「実在した人物を主人公にする」と強調しており、たまたま些細なディティールが悪目立ちしたわけではなく、わざわざ「論点」にした形となっています。まず火元となったのは、他のシリーズでは世界各地で舞台を変えながらも現地の人を主人公にしてきたのに、日本だけ例外としたことでしょう。もう1人の主人公・奈緒江は伊賀者にして忍(アサシン)であり現地産のため、半分だけイレギュラーにしたといったところです。より大きく燃え広がったのは、弥助を「歴史に名を遺す屈強なアフリカ人の侍」という風に、複数のメディアで何度も「侍」であることが史実だと強調しちゃったことです。この点は、『どうする家康』で時代考証をされていた平山優先生の「信長に仕える「侍」身分であったことは間違いなかろう」に尽きるでしょう。いかに資料が乏しくとも、扶持も太刀も屋敷も与えられていたことは確実であり、「身分」が侍だったのを疑うのは無理があります。

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定期演奏会を開催します

藤子・F・不二雄さんの人気マンガ「ドラえもん」(小学館)のてんとう虫コミックス(てんコミ)第1巻の刊行50周年を記念し、第1巻のスペシャル版「『ドラえもん』第1巻 スペシャル版」が7月25日に発売された。てんコミは、1974年7月25日に発売された「ドラえもん」のコミックス第1巻からスタートしたコミックスレーベルで、小学館ドラえもんルームの今本統人さんによると「『ドラえもん』の発刊企画をきっかけに作られたレーベル」という。「ドラえもん」のてんコミ第1巻は、1974年の刊行から50年がたった今も年に4、5回重版されており、7月時点で267刷、累計発行部数は約442万部を記録している。てんコミ第1巻が売れ続ける理由、スペシャル版のこだわりを聞いた。 【写真特集】入手困難! 「ドラえもん」第1巻初版 デザインがかなり変わっている? ファン垂涎のスペシャル版も◇「ドラえもん」のために作られた“てんコミ”「ドラえもん」は、「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」(いずれも同社)といった六つの雑誌の1970年1月号で連載をスタートした。てんコミの刊行がスタートしたのは、その4年後となる1974年で、現在と比べると、刊行までに時間がかかった印象がある。それには、当時と現在の出版のビジネスモデルの違いが関係しているという。